このページは、自転車関連のパーツやグッズを撮影した写真が中心です。
上のミニチュアはとある自転車店のショーケースの中に、いぶし銀のごとく重厚なカガヤキを放って鎮座しているのを発見し、店主の方にお願いして譲っていただいたものです。
アワーレコードのMoserを彷彿とさせるようなスタイルでしたが、ディスクホイールが無地だったため悪戯な衝動を押さえきれず、不適切なロゴマークを入れてしまいました。
サハラ砂漠あたりで吹いている風の影響は疑いようもないのですが、敬意を込めたオマージュとゆうことでご理解いただけると幸いです。
もちろんPhotoshop合成… どうやらイタリアの工房で作られた銀細工の逸品みたい。
■ Campagnolo Corsa Record / 渾身の最終型デルタ ■
強すぎてタイクツだった"バスクの巨人"インドゥライン選手も、初期のツール総合優勝時ではデルタブレーキを使用していたと思います。
それにも関わらず、その性能やメンテナンス性についてはいつも酷評ばかりですよね。だけど、最終型といわれるこの写真のデルタはカル〜イ引きで快適に使用できます。さまざまなリファインが施されていて、付属されているシュー取り付けパーツを適切に選択するだけでも使用感が良くなると思います。Campagnolo社が酷評を真摯に受け止め、改良を重ね続けたゆえの賜物なのでしょう。
それにしてもこのデザイン、どうしてこんなカッコヨクなっちゃったんですかね… “Futurismo/未来派”からのインスパイア?
Canon EOS |
Original |
Campagnolo Corsa Record / Delta Brakes |
■ fi'zi:k Aliante CARBON / デザインと性能の両立 ■
身体で触れながら使用するパーツは、視覚よりも触覚が優先されることもあって、個人の好みによる方向性が多種多様に生じます。
サドルもそれが顕著ですが、自分にとって最高のサドルは fi'zi:k Aliante CARBON です。今のところは…なのですが、デザインと使用感の2つを満たすのは、これから先もナカナカ現れないのではないでしょうか…。レールはtitanやK:iumの金属製でもかまいませんが、ベースがカーボンでないタイプやマイナーチェンジ後のモデルは却下です。でも写真のこれはちょっとヤリスギですよね?
Concorの踏襲と思われるフィンのように流れる "三次曲面" は、自然物のような不変的な美しさを感じさせてくれます。
Canon EOS |
Original |
fi'zi:k Aliante CARBON Twin Flex |
■ Borraccia Biodinamica / エアロなのか、エルゴなのか… ■
穴の空いたその様相に、喪失感すら感じさせるシュールな造形…、エキセントリックなフォルムを与えられた古い自転車用ボトルです。
Bio〜 の名称が示すとおり、生物工学から着想されたであろうヌメッとしたスタイリングに、どことなく「骨」を思い起こす方も多いのではないでしょうか。実物を前にすると、前面投影面積を極力絞ることを優先した造形であることが見てとれます。カタログによると、風洞実験によるエアロ効果を追求したスタイリングで、さらに手に馴染むよう有機的なフォルムを取り入れたみたいです。
マテリアル自体がパール系の雰囲気なのですが、なんとなく「80年代の未来予想図」的なノスタルジーを感じてしまいます。
Canon EOS |
Original |
Campagnolo Borraccia Biodinamica |
■ sobdeall Leather Bicycle Grips / Aura of AISA ■
必然性こそがプロダクト・デザインには重要ですが、なんとなく… で与えられたフォルムにも、ココロ奪われてしまう事もあります。
エアロなのかエルゴなのか、おそらく元々はクッション性を考慮して生まれたフィン形状のフォルムなのではないでしょうか。こちらはアジア圏のメーカーで製造されたハンドル・グリップ。欧米や日本で企画・デザインされたもを委託され製造する状況のなかで、様々なノウハウや経験を経て来たアジア圏。模倣や転用もあるのでしょうが、これほど完成度の高いグリップは他にないと思います。
生産国へのコダワリよりもデザイン至上主義なボクは、自信を持ってCOOLで機能的なこのグリップをセレクトしています。
Canon EOS |
Original |
sobdeall Leather Bicycle Grips |
■ Campagnolo Corsa-Record Pedali / フシアナな審美眼 ■
史上最も美しいペダルとしてCampagnoloの“Croce D'Aune"の名前が頻繁に挙げられますが、それは個人的な趣向なのだと思います。
色づく落葉を従えるかのように、宝飾品の如き輝きを放つこのペダルは“C-Record"の最初期モデルです。ふくよかで艶かしい曲面を多様しつつ、歯切れ良くシェイプされたエッジの生み出すエアロフォルムは、なにもココまでしなくたってと思うほど完璧なまでの造形美に仕上げられています。ほんの微塵も疑う余地無く、自転車史上最も美しいペダルはこのCorsa-Recordに他なりません。
Recordと同様にCroce D'Auneはコンポーネントとしての統一感が絶妙で、ズングリとしたスタイリングがとても魅力的です。
Minolta Xt |
Original |
Campagnolo Corsa-Record Pedali |
■ lolografico emblem / Jewel or Shield ■
トラス構造的な直線を主体に構成したこのマーク、スティール自転車の象徴ともいえるダイヤモンド型フレームをイメージしています。
直線の密度変化だけで表現したマークは、金属素材の自転車をこよなく愛する人々のココロに響くようなデザインを目指しました。カーボン系のスポーティ感溢れるマークは比較的簡単そうですが、ありふれてて何をやっても埋没してしまいそうですね。前身となるマークからの派生デザインではありますが、それなりに自己満足しています。ベルトーネのマークに若干インスパイアされてるかな。
急にピンバッジが欲しくなったのでCS5にてシミュレートしてみました。秘密結社や悪の組織などの紋章にも良さそうです。
Adobe CS5 |
Original |
lolografico Design Creative |
■ rin project Stretch Pants / Pied de poule ■
自転車ファッションって楽しいですよね、リアルレーサーのコスプレな魅力だったり、モード系やサブカル的なマトモなファッションだったり。
ボクが一番自転車にはまっていたミレニアム時代… あの頃は確かにチームジャージは充実していましたが、街乗り用のファッション展開は非常にトボシかったと記憶しています。それ以前のバブル期にもスポーツ系を取り入れたモードファッションの流れがあって、自分でも愛用していましたが残念ながら実用的ではありませんでした。全ては圧倒的なピスト系ムーブメントのオカゲだと思っています。
小量生産のため自転車アパレルはどうしても高コストなのですが、逆手に取ってオシャレ・アイテムとして普段着に転用しています。
Canon EOS |
Original |
rin project Stretch Long Pants / Pied de poule “hound tooth” |
■ Selle ITALIA Flite Titanium KEVLAR / オンリーワンたる所以 ■
ロープロファイルにシェイプされたシャープなフォルムは、スピードという概念の具現化を見事に遂行していて、いかにも速そうな印象です。
あまりサドルがシャープだと股間に負担が掛かりそうなのですが、このサドルは負荷の掛かる中央部分が適度にシナって股間を優しく受け止めてくれるので、その快適性が大きな特徴でした。復刻版のFlite"1990”はレールの形状がまるで異なっていて、ロープロファイルを継承していないようなのでとても残念です。旧作は使い込むとサドルベースがポストのヤグラに接触していたようなのでその対策かな。
DE ROSAのTitanioにはこのサドルが定番なのですが、シートポストの露出度を高めるためにボクのTitanioには必要不可欠なのです。
Canon EOS |
Original |
Selle ITALIA Flite Titanium KEVLAR |
■ Campagnolo Corsa Record / Zimmad MS-09もまた然り ■
ここでも度々使用していますが「〜にインスパイアされた」などという表現は、クリエイティブには付き物のようなコトバではないでしょうか。
見るからに不自然な配置を義務付けられたこのコインは、裏面に未来派の彫刻作品を模したレリーフの施された、現在もイタリアで使用されている20セント硬貨です。詳しくは知りませんがCorsa Recordシリーズのデザインは、その彫刻作品の造形からインスパイアされているようです。真意の程はともかくイチベツしただけで納得してしまいますよね。Dura-Ace axの影響の方が多大だとは思いますが…。
実のところクリエイティブに最も重要なのはヒラメキです。記憶を辿るままに創作してるヒトにはやがて高い壁が訪れるでしょう。
Canon EOS |
Original |
Umberto Boccioni / Forme uniche della continuità nello spazio |
■ RIXEN & KAUL Contour Magnum / Tartarugaに装着 ■
大きさのバランスといい取り付けの角度といい、Tartaruga Type SとContour Magnumの組合せはナカナカ相性がヨイかもです。
自分のためのデータベースとして、思いつきでコチラの画像をUPしてみました。ボトル関係やサドル周りなどワリと頑張ってパーツをセレクトしているので、シャープな雰囲気に仕上がっているんでないでしょうか。とはいえビジュアル的にも機能的にもこのミニベロの方向性を決定付けているのはこのバッグに他なりません。KLICKfixの機能はカンタン便利で街乗り自転車に最適だと思います。
リクセンカウルにしては珍しく流れるような造形美、Porter Jamのような白い防水素材でつくればクロモリにも似合うはず。
RICOH GX8 |
Original |
Tartaruga Type SPORT Standartd / RIXEN & KAUL Contoura Magnum |
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